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【NMB48 衣装図鑑】『カモネギックス』(紅白歌合戦用)/『12月31日』山本彩着用衣装を徹底解説!石田優美が紅白出場時の思い出を語る

NMBらしさと遊び心が詰まった紅白歌合戦用の豪華な衣装
まずは、松永さんによる衣装紹介!1着目は、2013年の「第64回NHK紅白歌合戦」で披露された「カモネギックス」の衣装。

NMB48として紅白歌合戦単独出場を果たした歴史的な日を盛り上げるため、2分足らずの出演時間のために、当時在籍していたメンバー全員分が製作された。「待ちに待った紅白出場。あの日のために、メンバーがどれだけがんばってきたか。徹夜最高記録を更新してここまで必死になったのは、後にも先にもないですね(笑)。それまでで1番豪華で、1番たくさんの方々にご協力いただいてできた衣装です。どの衣装も思い出がたくさん詰まっていますが、この衣装の思い出は本当に特別なもの」と松永さんは振り返る。

「生地はベースに柄が入ったものを数種類使い、チュールと羽根以外は全てオリジナルでプリントを重ねています。身頃生地は格子柄などいろいろ試したなかで、ダマスク柄っぽい生地が1番しっくりきました。サンプルを何十時間もかけて試行錯誤しましたね。この時は年末でホテルもなかなか予約できなくて、生地屋さんに2泊3日させていただきました。本当に、感謝しかありません!」

豪華な装飾から、ほとんど見えない部分にいたるまで細かく考えて作られている。「袖(たもと)のフロント部分にはネギをしょったカモ、そのバック部分には“NMB48”のロゴをプリントしています。最後のアウトロのポーズで左手を胸の前に持ってきたとき、ゴールド×赤(暖色系)からシルバー×青(寒色系)に印象がパッと変わるのもポイントです。帯はネギ柄風に。そして祝儀扇子をイメージして帯にさしたネギは、食品サンプルのメーカーさんに特注で、特急で作っていただきました。ヘッドアクセサリーにもネギをのせて、さらにカモと電飾。イヤリングにもネギモチーフをいれて、とにかくNMBらしく遊び心てんこ盛りで派手に!(笑)。それでいて、ビシッとかっこよく華やかになるように!を目指しました。
あと、ほとんど見えないんですが、実は全員ヒョウ柄のアンダーパンツで、さらにお尻にはヒョウの顔もオリジナルプリントしました。念願の紅白という大舞台でメンバー1人1人にNMBの大阪魂を!という思いで(笑)。また、両手で手のひらを揺らす振りが印象的なので、右手に右目、左手に左目のヒョウの力強い目をプリント。ネギモチーフのイヤリングも本番ギリギリまで作っていましたね」

2パターンあるこの衣装は、ズラリと並んだメンバーのダンスが見事にそろう姿をさらに引き立てる。「当時のメンバー全員分の65着を作っていて、袖ありと袖なしの2型があります。1期生と選抜入りしたことがある30人分は袖なしで、肩にカモ風の羽根を装飾。色もメンバーによって変えていて、さやかちゃん(山本彩)にはヘッドアクセと同じくブルーを入れているけど、みるきー(渡辺美優紀)にはピンクを。
スカートは、カモをイメージした羽根を4段重ねてティアードスカートにし、さらに電飾を施しています。ウエストからランダムに垂れてなびくようにデザインした短冊には、柄と色のグラデーションを。歌唱楽曲が決まったとき、曲名の由来になった『鴨が葱を背負って来る』が日本語の慣用句ということや、紅白初出場の記者会見時も 『HA!』の衣装 だったこと、そしてNMBといえばデビュー曲から『和』は外せない要素ということで、『和』を全面ベースにかっこよく、そしてNMBならではの遊び心をぎっしり詰め込んだ、楽曲に負けないインパクトあるキャッチーな衣装にできたら!と瞬時にイメージが湧きました」

涙を流すメンバーが印象的なMV。その涙を表現した衣装
続いて、紅白歌合戦単独初出場の前年の2012年、単独出場が叶わなかったことを歌った「12月31日」のMV衣装。

「紅白に単独で出られないことがわかって、すぐにこのMVを撮ることになりました。結成当初からAKB48さんのバックとしてはずっと出演させていただいていたから、余計に悔しかったですね。『今年こそは単独で出られるんじゃないか』って思っていました。その後に出た1stアルバム『てっぺんとったんで!』では、“紅白出場をめざせ!”ということで、ジャケット写真を(紅白の会場である)NHKホールの前で撮りました」

白一色で一見シンプルだが、こちらも細かい部分にこだわりがたっぷり。
「“涙”をイメージした衣装です。涙を表現した雫型のオーガンジー生地を袋状にし、中にはオーロラ色に輝くスパンやビジューなど大小いろんなサイズのモチーフを入れて、固定はせずにゆらゆらと動いてキラッと光るようにしています。胸元部分とスカート部分の雫型は大きさをランダムにデザイン。こちらもかなりタイトなスケジュールだったので、撮影現場にミシンを持って行ってギリギリまで作業していましたね。また、この衣装は楽曲のイメージ的にあえてヘッドアクセサリーやイヤリングなどの装飾アイテムはなしにして、初心に返って純真さと涙の決意を表現しました」

食品サンプルのネギを散りばめて過去最大のインパクトに
ここからは、松永さんへの質問タイム。今や初の紅白出場を経験した数少ないメンバーであるゆうみんと、当時はテレビの前で大盛り上がりだったというれいこちゃんが、衣装の秘密をさらに深掘り!

前田「『カモネギックス』にはもともとシルバーのMV衣装がありましたが、初めての紅白ということで『MV衣装と違いを出そう』という感覚はありましたか?」

松永「違いというよりは、満を持して『やっと単独出場させてもらえる!』ということがすごく大きくて。NMBの歴史的にすごいことですよね。秋元先生も同席されている打ち合わせに参加させていただいて、衣装に関してもさまざまなアドバイスや具体的なアイデアをいただくことができました」

前田「メンバー、めっちゃたくさんいたのに、製作時間がタイトだったそうですね。ここの羽根とかもいいですよね」

石田「1個1個付けてるんですか?」

松永「そう!スカートの4段はカモの羽根の色をイメージして色を変えてます。LEDも光るんですよ」

前田「光るの、初めて知りました!」

石田「あれ…いつも光らせてましたっけ?(笑)」

松永「うん。肩の羽根も光るんだよ~」

前田「それ、思ってました!『光るんや!』って」

石田「私も、『あ、光るんや』って思いました(笑)」

松永「えっ?今!(笑)。髪飾り、肩の羽根部分、スカート部分のトリプルで光ります(笑)。ちょっとわかりづらいかな」

石田「久々に見たから(笑)」

松永「じゃあ、アンダーパンツがどんなのだったか覚えてますか?(笑)」

石田「ヒョウ柄?っぽいカボチャパンツですよね!」

松永「そう、ヒョウの顔がプリントされてます!普段は見えないけど、ちょっとでも見えたときにNMB魂を(笑)」

前田「うわ〜、すごい!」

石田「めっちゃ考えられてる!」

松永「今までで1番、細かい部分まで全てこだわり抜いた衣装かもしれないですね(笑)」

前田「髪飾りがめっちゃ大きいのも、やっぱり紅白やからですか?」

松永「そうですね。衣装に対してバランスを考えたときに、NMBならではの勢いのあるヘッドアクセにしたくて。カモとネギ、さらに羽根、お花、電飾と…てんこ盛りですね(笑)」

前田「めっちゃ重たいって聞きます」

松永「カモを付けて、ネギもさして…ってなると、どうしてもね(笑)。実はメンバーに『重いからやっぱりカモは外そうか?』って話したら、『いや、カモ・ネギなんでこのままがいいです!カモもゴールドで派手やし!』って言ってくれて、さすがだな!と」

石田「ネギが付いた衣装って新鮮。なかなかないことじゃないですか?帯にネギを付けて、頭にもネギをのせてって!」

松永「実際、2分足らずのパフォーマンスなので、このくらいインパクトがないとNMBらしくないかなって思って」

石田「ピアスもネギですもんね!」

松永「この衣装を作らせてもらって、やっぱりNMBは、遊び心のある衣装が本当に似合うアイドルグループだなって改めて実感しましたね。ネギをさしていても、みんな本当にかっこよかった!本番は、パフォーマンスが鳥肌レベルでビシッとシンクロしていて、そのおかげで、衣装も一体感を考えたデザインにしたのがちゃんと生かされていて。本番中はモニターで見ていましたが、パフォーマンスが終わった瞬間いろんな思いがあふれ出て、感極まって涙をこらえるので必死でした。まさに至福の極みというか…。この大舞台の衣装を作らせていただけて、本当にありがたいことだし、感謝してもし尽くせないくらいのことだなって思っています」

前田「本当にすばらしかったですよね!私、リアルタイムで紅白見てたんですよ!全体でめっちゃ激しいダンスをしていたじゃないですか。そのなかでも、グローブがあることによってよりダンスが映えてきれいやなって思ってました」

松永「入る前から、そんなところまで見てくれてたんだ…!」

前田「そろいすぎてて、ちょっとゾワッとするくらいすごかったです(笑)」

松永「あのパフォーマンス、本当にすごかったよね!どうやってあんなにシンクロしたの?」

石田「めちゃくちゃ練習しましたね。このおそろいの衣装を着ているからこそ、ダンスをそろえないと!って。大変でしたけど、衣装を着て踊っていると『あ、あたしめっちゃかっこいいやん』って思いました(笑)」

前田「あれはほんまに感動した!」

松永「この衣装、正面から見ると赤がメインなんだけど、最後のアウトロのポーズで左手を胸の前に持ってきたとき、袖の後ろ側が青メインで、ゴールド×赤からシルバー×ブルーに変わるんですよ。今回は振りを先に知っていたから、『絶対にこういう袖にしたい!』と思いました」

石田「振りに合わせて衣装を考えてくださってたんですね!」

松永「手の振りも考えてグローブを作りました。振りがある状態で衣装を考えられるときはとにかくダンス動画を何百回も見るから、メンバーと同じぐらい踊れる気でいます(笑)」

石田「すごーい!たしかに、めっちゃ見ないとわからないですもんね」

前田「製作中、1番苦労したのはどこですか?」

松永「全面のプリントですね。『HA!』のときは24時間プリント屋さんにお邪魔して何回もサンプルをあげてもらったんだけど、このときは2泊3日。何百種類ものいろんな生地があって、プリントしたときの生地の風合いや輝き方が絶妙にそれぞれ違うんです。20種類ぐらいの生地でサンプルをあげてもらって選びました。身頃部分のベースに使用した生地はもともとシルバーベースのダマスク柄っぽい生地なんだけど、プリントしてみて1番オーラがあってきれいでした。短冊部分の生地の柄から柄のグラデーションプリントの色めや、ベア部分に使用している豹柄から市松模様へのグラデーションプリントも、柄の大きさのバランス含めて何度も試行錯誤を繰り返しましたね…」

前田「このヒラヒラも、踊ってるときにめちゃくちゃきれいなんですよね」

松永「この短冊は、くるっと回ったときの見え方とかめちゃくちゃ考えました。あえての短冊型です!」

石田「すごーい、おもしろい!なんか感動…。れいこは加入前やけど、この衣装でNMBが出てきた瞬間、どう思った?」

前田「もうね、大歓喜。『HA!』の衣装がめっちゃ好きやったから、この和テイストの豪華な衣装を見て、『いや〜!かっこいい〜〜!』(拍手)って」

石田「わかる!『HA!』の衣装も大好き。しかも紅白の時は、全員分作ってくださるなんてびっくりしました。ありがたい」

ここからは、さらに2人に質問タイム。

――ゆうみんは初めて紅白用の『カモネギ』衣装を着たとき、どうでしたか?

石田「私は選抜でもなかったので、“自分の衣装”っていうのがそもそもなくて。だからうれしかったです!全員分作ってくださるなんて新鮮で、“石田優美”っていう名前のタグが付けられて自分のサイズでもらえたときは、すごく感動しました。『これ、自分の衣装なんだ』って。『ありがとうございます~!』って言いながら、パシパシパシーって写真を撮りまくりました(笑)」

――こういう系のお衣装が好きなんですね!

石田「大好きです。当時、和の衣装がすごく好きだったので、これを着られたときはめちゃくちゃうれしかった!『ネギ?』って疑問に思いましたけど(笑)、『カモネギ』にちなんで作ってくださったんやろなって。当時は自分の衣装があるだけでうれしいって思っていたんですけど、こうやって対談させてもらうと初めて知ることも多くて考え方も変わったので、今後衣装を着るときはもっと大切に、パフォーマンスするたびに見せ方をもっと考えるべきだなって思いました」

松永「そんなふうに言ってもらえて本当にうれしい、この連載企画、ほんとありがたいです!(笑)」

――紅白の初めての舞台はどうでしたか?覚えていますか?

石田「とにかく緊張しましたね。NMBって特に、バシッとそろったダンスが売り。『髪飾りが落ちたりするとそこで台無しになっちゃう…』と思っていたので、とにかく慎重に、緊張していてもパフォーマンスをちゃんとそろえるぞ!って意識がありました。というか、そもそもですが、紅白に出られることがめちゃくちゃうれしかったです。ステージには65人ものメンバーがいて、今となってはすごくいい経験をさせてもらったなって思います」

――このお衣装、れいこちゃんも着たことはあるんですか?

前田「まだないんですよね」

松永「えっ、なかったっけ!?」

石田「そうなんや!?」

前田「『カモネギックス』は楽曲自体が難しいじゃないですか。だから、ダンスメン(ダンスが得意なメンバーのこと)が着ることが多い印象ですね。私はダンスメンじゃないので…。着たことがないので、まじまじ見たのも初めてです」

――でも、着たいですよね?

前田「着たいです!」

石田「着て!踊って!似合いそうやん!」

松永「これを機に着て踊ってほしい!」

前田「もう踊れるようになったんで、ぜひとも着させていただきたい(笑)」

石田「なかなかコンサートで着ることもないんですよね。もったいない…」

――このお衣装は着替えも大変そうですね…。

前田「そうなんですよ。でも着たいです!」

石田「和の衣装ってなかなかないので、ファンの方からしたらめちゃくちゃうれしいと思うんです」

衣装部の悔しさも込められている「12月31日」の衣装
続いて、「12月31日」の衣装の話題に。

松永「そもそもこの衣装、知っていますか?」

前田「はい、もちろん!MVを見ていたので。コンセプトはどういうふうに聞きましたか?」

松永「『今回こそは出られるんじゃないか』と思っていた紅白に出られなかったときのショックが、私たちスタッフも大きくて。それで、その悔しい気持ちを描いた曲でMVを作るということで、『白にしよう』っていうことは聞いていました。だから、スカートは涙の形なんです」

石田「えっ、涙の雫ってことですか!?」

松永「言われないとわかんないよね(笑)。涙型は袋状でサイズはランダムにして、袋の中にキラキラ光るビジュ―やスパンなどを入れています。胸元の袋の中には、よーく見ると『Osakadamashii』(大阪魂)の文字を全員分装飾しています」

前田「えーっ!」

石田「すごーい!知らんかった!」

松永「『Osakadamashii』は、『絶対に来年こそは』って思いを込めて衣装スタッフみんなで夜な夜な手付けしました。当時はよく『大阪魂見せたんで!』とか『てっぺんとったんで!』って円陣でやってたじゃないですか?」

石田「やってましたね」

松永「そう。なので、衣装にもどこかにメンバーの魂を込められたらと思って装飾しました。当時は毎日耳にしていたので、私も気づいたら呪文のように心の中で唱えてましたね(笑)。あれがあったから、もう“大阪魂”入れなきゃ!みたいな気持ちに駆られて。そういった意味では、みんなの魂が入っている衣装だなと思います。あんまり出番がないけど(笑)」

前田「MVではメンバーが泣いていましたよね。スカートの形もですけど、胸元のパールも涙みたいだなって思っていました」

松永「そうなの~!気づいてくれてたんだ!」

石田「すごい、すごいな君は!」

松永「パールも涙をイメージして、すべてが“涙”の衣装です」

前田「白やからこそ、一人一人MVで持っていた灯りがより映えるし、メンバーの顔がすばらしいから、より白い衣装が映えるし…。めっちゃきれいなMVやなって思って見ていました。形も結構種類がありますよね?ちゃんとメンバー全員に合ってますよね」

松永「そこまで衣装をちゃんと見てくれているなんて、感動…。ありがとう…」

前田「この曲自体、すごく印象的だったので!」

石田「たしかにね」

前田「すべてが直接的すぎて(笑)」

松永「魂を込めるときに着てもらいたいですね」

前田「この衣装も、実物は初めて見ました」

石田「えっ⁉そっか、あんまり着いひんもんな」

松永「10周年のライブでは着てたっけ?」

石田「私は着ました。その時着たのは、結構上の期のメンバーでしたね」

松永「この衣装も、作ったのは10年前だもんね。私のなかでは、『12月31日』からの紅白の『カモネギックス』って、すっごい思い入れがあって」

石田「そうですよね。ファンのみなさんもきっとそうだと思います」

松永「アルバムのジャケット写真、NHKの前で撮ったよね」

石田「そうや、NHKホールの前で『てっぺんとったんで!』の撮影した!」

前田「えー、そうなんですね!」

松永「『ここまで来たのに、このホールに入れないのか』って思いがあって」

前田「もどかしい…」

松永「そう、もどかしさもあって。『絶対、次こそは!』みたいな。勝手にメンバーぐらいの勢いで思っていました(笑)」

石田「うれしいです。こうやってメンバーの思いも背負って衣装作りをしてくださっているのも、愛がこもってるんだなって」

――長年在籍していても、たくさん発見があるんですね。

石田「はい。新衣装が作られるときって、『衣装似合ってるかな?』とか『かわいい!』で終わってたんですけど、今後は衣装を着るたびに、そういうこだわりを教えてほしいです」

松永「13年目にして(笑)。でも、うれしい!」

石田「そう、13年目にして(笑)、衣装さんのありがたみを、日に日に感じるんですよ。これからは教えてくださいね!」

松永「ありがとう。これからも楽しみだね!」

石田「はい!」

――ゆうみんはこれから全体衣装などで着てみたいものはありますか?

石田「私はやっぱり、和の衣装が好き。『HA!』がいっちばん好きで。紅白の『カモネギックス』もすでにあるので、同じ感じになっちゃうかもですけど…。セクシーで大人っぽいのもいいですね」

松永「コンサートで着ていた『今さら道頓堀』の衣装、すっごく似合ってたよね」

石田「ああいうのが好きです。セクシーで大人で、かっこいいのが。でも全体で着るってなると…どんなのがいい?」

前田「私はずっと、『かわいいのがいい』って伝えてる(笑)」

石田「なんかもう、なんでも着たいですけどね!」

前田「それはほんまにそう!」

石田「今までと違う雰囲気の衣装も着てみたいです。『シダレヤナギ』の衣装は、みるさん(白間美瑠)に合ったK-POP寄りでしたよね。あれも新鮮でめっちゃ好きでした」

松永「みんな似合ってたよね。なんでも着こなせるんだな、すごいなって、毎回発見があります」

石田「センターに合った衣装を作ってくださるので、私がもしセンターになったときは、おまかせで作ってもらいたいです!」

松永「うれしい!約束ね」

石田「いつになるんやろ(笑)」

松永「ゆうみちゃんのセンター楽しみ!」

石田「叶えたいですね。もちろんいろんな衣装を着たいんですけど、いつか私のイメージで作ってもらった衣装を見てみたいです」

松永「たぶんその衣装ができたら、二度見すると思うよ(笑)」

石田「えっ、どんな衣装になるんやろう〜!ちょっと待って、願望が強くなりました。がんばります!」

――ところで、れいこちゃんとゆうみん、仲がいいんですね。

前田「はい、普段からしゃべります」

石田「しゃべりますて。それやったら仲悪いみたい(笑)。めっちゃ仲良いです」

――2人で出かけたりもするんですか?

石田「結構するよね」

前田「めっちゃご飯行く」

松永「そうなんだ?何が共通点なんですか?」

前田「年齢は近いですね。2個違い!」

松永「えっ、2歳しか違わないの?」

前田「そうなんですよ。あとは血液型が同じぐらいで、そんなに共通点はないんですけど(笑)」

石田「でもなんか合うよな。一緒にいてて楽しい。居心地がいいんです」

――前から仲良しなんですか?

前田「はい、私が研究生の時から」

――2人だとどんな話をするんですか?

前田「基本NMBの話をするんですけど。さっきの待ち時間もずっとしてました」

石田「もっとここをよくしていきたい!とか」

松永「そんな熱い話するんだ!」

前田「めっちゃします!」

石田「止まらへんくなるよな(笑)」

前田「加入時期的には、7・8年くらい先輩なんですけどね(笑)」

石田「そんなに違うんか!」

前田「私は8周年で入ったから」

石田「私は1周年の時からいるけど、もともとれいこはNMBのファンだったっていうのもあって、私のほうが長く在籍しているはずなのに、知らない面も教えてくれるので『そうやったんや!』と思ったり。逆に私が経験したことをれいこに教えたり。いい関係になっていますね」

ファンとしての目線も持つれいこちゃんと、長年グループを見てきたゆうみん。それぞれの視点で多彩な質問が飛び出した今回は、松永さんにとっても思い出の衣装とあって、熱意たっぷりで答えていた。
次回はかれんたん(原かれん)が案内人となり、5月のライブでお披露目されたばかりの最新衣装を紹介する。ゲストには、グループの大黒柱であるあのメンバーが登場。初のソロ曲の話も飛び出すので、お楽しみに!